ノビーウッド サーフボードは、中空(ホロー)のサーフボードです。
このページは、木材が木製のサーフボードになるまでの解説ページです。
ウッド・サーフボード史の中では、
様々な種類の木が使われてきました。
大昔のハワイでは、レッドウッド、コアウッド、
スプルス、などが使われ、その後に、
FRP技術と共にバルサが主流になりました。
現在は、バルサ以外にも、コルク、アガベ、
ウエスタンレッドシダー等が使われています。
日本国内材では、桐、杉、檜、さわら、などが
適しています。
シェィパー達は、木の持つ耐久性・軽さ・
色彩やデザイン性などと、
それに合った製作方法を考えて、木材を選択しています。
ノビ―ウッドサーフボードは、総て桐材で作っています。
桐の持つ軽くて腐りにくい特徴は、
ウッドサーフボードに最適だと考えています。
桐はゴマクサ科の落葉広葉樹で、
中国・東アジアが原産と言われています。
タイワンギリ・アブラギリ等、海外には様々な種類がありますが、
日本では、ニホンギリが主に植林されています。
特に四季による寒暖の温度差が大きい地域の桐は、
木目がはっきりした堅く丈夫な木に成長します。
私共の中空ボードは、基本的に4つの部材を
組み上げて作っています。
"デッキ・ボトムの表面になるパネル部分"
"レール部分になる両サイドの厚み部分"
"内部の背骨のような部分"
"内部のあばら骨のような部分"
原寸大の設計図を書き、
それを元に、全ての部材を切り出して組んでいきます。
全て組み上げた段階で、ロッカー・ボトム・デッキラインが形作られます。
内部の空気量が多く、軽量で、浮力のある中空木製ブランクスが出来上がります。
後は、レールを削り、全体のバランスを整え、
サーフボードの形にしていきます。
最後に、表面を防水加工
(FRP or Varnish 加工)して
木製サーフボード完成です。